調整レイヤーしくみ

Photoshopでの画像の明暗や色調の調整には、トーンカーブや色相彩度などの調整コマンドを直接画像に適用するよりも、調整レイヤー利用して行うことがよりbetterです。直接適用するのは1回ごとに後戻りが出来なくなりますが、調整レイヤーを利用すれば気に入るまで何度でも再調整を繰り返すことができ、またその度に画像を痛めることも防げるのです。(TL:非破壊編集)
さらに調整レイヤー適用の効果や、レイヤーマスクなどを使いこな すことによって、部分的な補正を行うことも可能になります

このように調整レイヤーの仕組みを理解し、マスク操作を組み合わ せることによって、さまざまな表現が可能になります。Photoshopを使用した画像調整の醍醐味ともいえます。
実際の講座の中では、この他にもさまざまな調整レイヤー上の各メ ニューや、レイヤーマスクの作り方について詳しく見ていきたいと 思います

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「明るさの調整」 PhotoshopとElements、Lightroomを比較しながら

、画像調整の第一歩として「明るさの調整」について、
Photoshopでのレベル補正とトーンカーブ補正を中心に分かり易くお話ししたいと思います
また最近ユーザの増えてきたPhotoshop Elements、Lightroomとの特徴を比較しながら見ていきたいと思います

このようにレベル補正で出来ることは全てトーンカーブも調整可能で、
また調整の自由度も仕上がりもははるかに上の結果を目指せますので、
Photosopではなるべく初めからトーンカーブで補正できるよう慣れた方ががよいでしょう

実際の講座の中では、Photosop以外にもElementsやLightroomと比較しながら分かり易く話を進めていきたいと思います

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パソコン画像処理入門②

Photoshop Elements のスタンダード編集
Photoshop Elements はデジタル画像処理の入門に最適だ。
基礎的な使い方をマスターすることによって、他の画像ソフトのしくみも理解できるようになる。まずはPhotoshopElements で作品の調整やプリントの基礎を学びながら、デジタルの楽しさを味わってみよう。

gurafu

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PENTAXからもBad News!

昨夜は首相の辞任劇で号外が出たが、悪いことは続くもので 筆者も講師をやっているPENTAXのカルチャーフォトスクール「FOCAL」が、9月いっぱいで閉鎖のニュースが飛び込んだ。つい先日も次回の10月期のPhotoshop Elements6.0入門講座、11月期の 同 応用講座の契約依頼があったばかりで、(内心嬉しく)『PENTAXさんの依頼じゃしょうがねぇ~なぁ…』と受けたばかりだが、いったいどうなるのだろうか…(*´д`)y-

Adobe からのBad News! Photoshop Elements 7

今日、Adobe社からの一通のメールによる案内があった。
本日発表!新バージョンPhotoshop Elements 7 & Premiere Elements予約キャンペーン実施中!AdobeR Photoshop Elements 7では、写真全体または特定部分の補正がこれまで以上に簡単に行えるようなりました。また、写真合成ツールやガイド付き編集機能もさらに充実。あなたの写真を最高の見栄えに仕上げることができます。…とある。ついに来たか!? 怖れていた(怖れてもしょうがないが)バージョンアップである。しかもElementsではバージョン5、6、7とほぼ一年ごとの更新であり、いささか早すぎて迷惑 といいたところが本音である。

怖れていてもしょうがないので、もう少し内容を読んでみよう。

>Photoshop Elements 7 & Premiere Elements 7では、プロ並みの写真やムービーが驚くほど簡単な操作で作れるようになりました。今までにないクリエイティブな作品作りにチャレンジしてみませんか。
アマチュアには結構だが、こちら(プロ)には堪らない。>見たい写真をすばやく探せる、テキスト検索ボックス
見たい写真を探すのに苦労したことはありませんか?Photoshop Elements 7に新たに追加されたテキスト検索ボックスを使えば、名札や日付、キャプションなどの情報をキーワードとして入力するだけで、目的の写真が瞬時に見つかります。撮りためた写真をすべて取り込んでおくだけで、どんなに大量の中からでも、見たい写真をすぐに探し出すことができます。
>迷わず試せるステップバイステップの操作ガイド

ごみの除去や明るさの調整を行いたいけど、どうすればいいかよくわからないときはありませんか?Photoshop Elements 7は、写真の補正から特殊効果の追加まで、操作方法をステップに沿ってガイドしてくれるので、やりたいことが迷わず試せます
元々おせっかいだったブラウザや不用なガイドがますます調子に乗ってきた感じか?>なぞるだけで目を見張る特殊効果、スマートブラシ
特殊効果を選んでブラシでなぞるだけで、あっという間に楽しい写真を作れます。用意されている特殊効果は色調の調整から多彩なテクスチャまで50種類以上。ワンランク上の写真を作成することができます。
>ポートレートもプロの仕上がり、ぼかし(表面)
エッジやディティールを際立たせながら、被写体の表面をソフトに仕上げるぼかし(表面)フィルタが新しく加わりました。手軽にプロ並みのポートレート写真を作ることができます。
なんだかプロには居た堪れない感じだ。
>撮影ミスをワンステップでカバー、タッチアップ補正
歯を白くしたり、空を青くしたりといった、今まで何ステップも必要だった修正作業が、1度のクリックやブラシ処理で可能になりました。たとえ撮影ミスがあっても、数秒でカバーして思い通りの写真に仕上げることができます。
>通行人や車を簡単に削除、Photomerge Scene Cleaner

通行人や車が入り込んでしまっても、Photomerge Scene Cleanerなら簡単に修正できます。同じシーンの写真が数枚あれば、動きのある被写体でもブラシをなぞるだけで消し去ってくれます。まるで初めから写ってなかったかのような自然な仕上がりです。
これって策謀だろう? 堪らなくなってきたのでニュースのサイトはもう閉じてしまった。しかし、こんなのがユーザの求める方向なんだろうか?Googleのストリートビューとかも問題になっているが、人間性の哲学を忘れた小手先主義の技術革新が横行していくのには疑問を抱かれずにはおれない。
今日は頭に来たのでモウ寝るが、いったい世間からどのような反応が出るのだろう?そういった部分が唯一楽しみ、といった情けない心境である。

「デジタル画像の特徴」明日からのPENTAX 講座の予習中

ということで明日からのPENTAX での「PhotoshopElements6 講座応用編」の開始に備え予習している。
前述のように新たな“教材入手” は不首尾終わったので、『今回も、前回同様の教材写真で行きま~す』と前日担当のN さんには伝えた。昨年秋から始まった動講座では全てアシスタントを務めていただいているのでベテランコンビということになるが、もちろん筆者よりずうっとずうっと若く(言うまでもないか)キビキビと機転も利くPENTAX FOCAL きっての才媛である。
加えてたいへん勉強熱心なので、もしかするとPhotoshopElements に関する知識は講師である筆者を凌駕しているかも知れない。そんな訳で講師の責任を果たすべく予習である。
三日間の講座の冒頭、本ブログでも以前述べた「デジタルカメラはどう写るのか?」について述べようかと思うが、どこかでこの1 ~ 2 週間気になっている「JPEG とRAW の撮影フローの違い」について述べてみようと思う。
「JPEG とRAW の撮影~調整フロー …JPEG とRAW の撮影からの本来の手順を思い出しておこう!」などという感じか?
JPEG 撮影の場合は、シャープネス・サイズ/ 圧縮率などを事前に決めた上で(階調設定や色空間も事前事項か)、撮影時には露出とホワイトバランスに注意を払って撮影し、撮影後のデータには補正などの手を加えないのが基本。撮影時に全ての設定において完璧を目指し、撮影後に手を加える必要がないように追い込む、調整はしたとしても最小限に、最適カットをセレクトするのが、JPEG 本来の使い方ともいえる。
反面RAW データの場合はJPEG の事前決定事項は全て後処理でも構わない。逆に言えばRAW データを使用することによって判断が難しい現場でのミスを減らし、最終的な品質をより高めることができる。
撮影時に留意するべき点は露出のみだと言っても良い。
これらのこと「画像処理講座」だからといって何でもかんでもゴチャゴチャにならないよう、今回は特に留意を払いたいと思う。

…果たして上手くいくか?

DIGITABLE 七月定例勉強会

毎月第三土曜日は恒例の勉強会“DIGITABLE” の開催日である。DIGITABLE とは会の創設にあたって造語?したもので、見え見えだが「デジタルが(分かる)出来るようになる」だけではなく、「デジタルで自分のable(ability)=能力・可能性が広がる」というのを目指している。2007 年の2 月から毎月開催し、早や一年半経過したが果たして各位のability は広がったであろうか?

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土曜日の1時から5 時まで4 時間の開催、内容は自分と日本写真家協会の平野正志氏が講師役を務めそれぞれ80 分ずつ(本年度は自分が「デジタル基礎講座」、平野氏が「Photoshop 研究講座」を担当)あいだの80 分は、十数名の会員の“月番” の持ち回りによる「事例発表」となっている。いわゆる一方通行の講座ではなく、全員参加の大学のゼミのような形式を目指しているのだが、大方の大学生同様、会員達にはこの発表当番が重荷のようである。当方のように人前で写真家業を営むようになってくると心臓にも毛が生えてくるのか、「“自己主張” 出来ないサークルなんて…」と思うが、特に初回発表するまでは何とかして逃げたいものらしい。しかし発表を終えられた方は皆晴れ晴れしくよいお顔で、恒例のアフター会の飲み会でも快活にされているのを見ると人間はやっぱりきっかけなんだとつくづく思う。

さて、今日の月番は川添武久氏。化学製品製造会社で感光剤(感光性樹脂)などを扱っているため、「感光性樹脂について」についての発表であった。
感光剤の歴史から最新分野まで興味深く聞かせていただいたが、氏も気にしてたように考えてみれば感光剤=アナログ技術そのものである。その辺はあまりお構い無しにそれぞれの真摯な発表を楽しむ、それがこの勉強会の良さでもあろう。

写真家高木大輔のDIGITAL 研究室

Photoshop Elements 講座 

新宿のPENTAX での「Photoshop Elements6.0 講座」が始まった。毎週1 回二時間の授業を3 週で1 クールという短期集中型の講座だが、昨年「なんとなく…」開始して以来、始めはこちらもPENTAX の会員さん達には無名で閑古鳥であったが、会を追うごとに参加者が増え8 クール目となり、ありがたいことに今回も募集定員15 名満員打ち切りの盛況である。

“当方の努力の賜物☆…” といばりたいところだが、むしろ会員さん達の熱心さに引っ張られた結果であり、当方も 講師よりずっと年長の会員さん達に毎回いい感じの刺激をたくさん頂戴している。上には90 歳前後の受講者もおり、いわずもがな並みの(失礼)御歳には見えない。教室でのやりとりも年齢差を感じるようなことは全く無く、教える側も教えられる側も好奇心旺盛な少年(少女)時代に戻っての

楽しいひと時である。このあたり、叫ばれている「生涯教育」のデジタル画像講座の有効性?を大いに感じるが…。

それはさておき、Photoshop Elements 講座である。

高機能高価格で専門家向けに特化しつつあるPhotoshop CS シリーズに比し、今日の一般的なデジタルカメラユーザー向けに特化した戦略商品として、大いに意気込みが感じられるが、正直少々とまどう面もある。

まず、意気込みゆえの?頻繁なるバージョンアップである。既にPhotoshop Elements5.0 にバージョンアップされたのを期に昨年講座が開始したのであるが、何ヶ月も経たないうちに6.0 にバージョンアップされてしまった。元来が“お買い得感” の強い廉価版ソフトであり個人個人ではさほどの出費にはならないが、講座開設用に投資したばかりのPENTAX さんなどの辛さは想像に難くない。

また、その多機能化ゆえの混乱と弊害もある。今バージョンから従来のスタンダード編集、クイック編集に加え、新たにガイド付編集が加わり、編集機能は豪華?三本立てとなったが、果たしてこじつけのオマケのようでその存在意味が未だによく解らない。教える側がこの調子ではたまったものではないが、幸いよくしたもので当教室に限っては年長の分別者揃いが故に、当方の「あまり必要ないでしょう…」

などとはなはだ頼りない説明も素直に受け止めていただいている。

 意図がよく分らん?ガイド付編集

もう一つ困るのは機能と“訳語” の不統一だ。だいたい前述のように「○○編集」モードなどといっているが、これはどうして「○○補正」モードとしないのか?

このあたりはあまり日本語を気にしない“お若い人” 向けの発想で、「行け行け!ドンドン…」という感じで翻訳作業が進められているのだろうか?こういうことには以外に引っかかる分別者揃いの当教室では「よく稟議が通ったなぁ?」などと溜息をついているが、そもそも「稟議」なんて発想がもう死後なのであろうか?…。

例によって長くなった、続きはまた後日。