大和路の撮影で思ひしこと
「JPEG の撮影ブラケティング」
盆前に奈良、天理~明日香 と久しぶりにプライベートな撮影行に出かけてきた。
今月後半から始まるPENTAX での「PhotoshopElements6 講座応用編」の作例写真の“仕入れ” ということもあってカメラはK100D Super1 台、レンタル自転車の前カゴにバックをつっこんでの気楽な撮影である。
今度は講座の調整練習用の教材入手が目的であるからほとんどがJPEG 撮影、しかもソフトでの調整の余地を残したコマを得るのが目的であるからカメラ側でのブラケティング撮影と前回ブログに記載したのとはまるで逆の撮影となった。
結論から言うと、これが実に楽しい!
撮影地が侘び寂び溢れる大和路ということもあいまって、PENTAX のカメラ特有の画質に見事にマッチ、撮影後に下手な画像処理の入り込む余地のない上がりであった。
作例はいずれも前後一段という大胆なブラケティングを使用しているが、BROWSER 上で展開してちょうどポジを判定するがごとく、久々に楽しい前別作業が行なえた。筆者の思うところそれぞれのコマに単なる適正露出の概念を超えた味わいがあり捨てがたい。ましてや(被写体とカメラのマッチングにもよるのだろうが)この後、姑息な調整などこの味わいを超えられるはずもない。考えても見れば、これこそ(=カメラ設定と露出に注意を払い、後工程の画像処理をしない)JPEG 撮影の醍醐味であろう。
ということでPENTAX のカメラと画づくりに感謝といったところであるが、肝心の画像調整用の教材作りにはまったく不首尾な結果となってしまった。
…世の中は上手くいかないものである。