パソコン画像処理入門①

パソコンへの取り込みと保存
撮影した写真をパソコンに取り込むことから始めよう。
カメラに付属している専用USBケーブル、またはカードリーダーやPCカードアダプターなどの読み取り装置を使用する。
各メーカーのRAW画像、PhotoshopのPSD形式、イラストデータなどでも多用されるEPSなどは通常プレビューがついて来ないし、専門ソフトがなければ展開することも出来ない。自分のパソコン以外の汎用の環境で写真を見せるにはJPEGなどの形式にしておくことが常識だ。

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専用・汎用Brawserを利用する
デジタル写真はポジやネガと違って、外側からの“一覧性がない”ので、パソコン上での写真の閲覧や整理の問題は極めて重要で、写真を閲覧していくソフトをBrawserと呼ぶ。
通常はメーカー毎の専用Brawserを使用するケースが多いが、異なるメーカーの画像を一括管理したり、選別整理の効率を上げるために好みの汎用Brawserを使用する場合も多い。
フォトの翼Proはさまざまな画面の表示モードがワンタッチで切り替えられ、動作スピードも非常に速い。次々と表示される画像はあたかもアニメーションを見ているかのようだ。RAW画像の対応機種に制限があるのが難点だが、スピード重視の「荒選り」には最適だ。
SILKYPIX はBrawserとしてはややスピードが遅いが、Proでは二画面表示が可能となり、こちらは調整をしながら選別もできる点が強みで、じっくりとした「最終選別」に好適だ。

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整理と保存
パソコン内に取り込んだフォルダには後々の検索や整理のため、体系づけられた名前を付けていこう。また作業が完了した各フォルダはCD・DVDなどに書き出してバックアップメディアを作成するよう心がよう。
INDEXプリントによる整理
本来“ペーパーレス”のデジタル化だが、実際には紙に印刷することによる“視覚化”が、整理上の鍵になる。データ整理上の必要性にとどまらず、視覚化による一覧性を得ることで、自己の作品を客観視することが重要でもある。各BrawserでのINDEX作成機能を見て自分に合ったものを探そう。

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