パソコン画像処理入門②
Photoshop Elements のスタンダード編集
Photoshop Elements はデジタル画像処理の入門に最適だ。
基礎的な使い方をマスターすることによって、他の画像ソフトのしくみも理解できるようになる。まずはPhotoshopElements で作品の調整やプリントの基礎を学びながら、デジタルの楽しさを味わってみよう。
色補正の基本的手順
行き当たりばったりの補正を繰り返していては画像はどんど
ん荒れてしまう。画像の劣化を最小限度にして色補正を行う
ために、補正の手順を理解しよう。Photoshop Elements の
場合、①レベル補正、②カラーカーブ、③色相・彩度、④オ
プションでノイズを加える、と進むのがよいだろう。
レベル補正
レベル補正は画像調整の基本中の基本だが大きな補正は画像
の劣化をまねき易い。ウインドウ画面の波形の変化に注意し
ながら、ヒストグラムが櫛抜けにならないように注意しよう。
また習熟すれば各チャンネルごとの調整で、カラーバランス
の調整も可能だ。(=レベル補正で色温度の補正も可能)
カラーバランスを補正
スポイトを使ったグレーバランスツールで、白やグレーにし
たいターゲットをクリックする。カラーチャートやグレー
ボードが理想的だ、スナップや風景でも利用できるターゲッ
トをうまく探してみよう。
※注)Photoshop の[ カラーバランス] 機能とは異なる
カラーカーブ
続いて必要に応じて、[ カラーカーブ] でコントラストと明る
さの微調整を行う。上記で目標のコントラストになっていれ
ばここは無理に補正する必要はない。
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彩度の微調整・ノイズで画像を整える
色味調整の基本となるべきツールで、極めて重要。色ごとの
調整ばかりでなく、明るくすると彩度も落ちることが多いの
でそれらの微調整にも有効だ。調整でデータが櫛抜けになっ
た画像は、彩度の微調整・ノイズでヒストグラムがかなり改
善する。