東海道を歩く 11 島田~金谷~日坂~掛川 220917

南アルプスの雪解け水が流れるため、古くから水量が豊富な大井川
駿河と遠江の国境でもあり、ここを越えれば遠州路
いよいよ東海道の中央に差し掛かる訳だが、さっそく東海道の難所と呼ばれる小夜の中山峠が待っている
現代の旅人には川越えよりはるかにこちらの方が難所である


前回の旅を終えた島田宿の大井神社 本日の行程はここからスタート!

大井川手前の島田宿は、川越えを前に賑わった江戸から23番目の宿場町
特に川留めになると人であふれて民家も臨時の宿になったそうだ
大井神社参道脇の石垣は、川越人足たちが河原からひとつずつ石を選んで持ち帰り、独自の技法で築き上げたという


8:21 大井川 ほどなく大井川橋が見えてくる
現在の東海道歩きは、 この橋を渡って川を越える(全長850m)


大井川手前の河川敷は絶好のランニングやウォーキングコース


大井川橋の中ほどで 普段の水量ではこんな感じでいくつかの水路に分かれている


大井川を渡るとすぐに大井川鉄道の線路がある


8:49 大井川鉄道の新金谷駅 旧街道のすぐ南側だ
こちらで最初のトイレ休憩


三つの川の合流点、清水川起点
金谷宿手前で清水川を渡る 橋の直前で三つの小河川が合流して、ここから先は清水川と呼ばれる


金谷宿本陣辺り 静岡には秋葉神社がすごく多いみたい…


9:10 こちらはJR金谷駅手前 このガード下をくぐると…


JR金谷駅をすぎると東海道の難所と呼ばれる小夜の中山へ向けもう上りが始まる


9:18 菊川坂石畳
しばらく歩くと石畳の登り坂が現れる  石畳の坂は風情があるが、 江戸時代の坂道は雨が降るとぬかるんで、それはそれは歩きづらかったため牧之原台地から丸石を運び石畳が敷かれたそうだが、現代のウォーキングシューズでは石畳の坂は登り下りともかなり辛い…アップダウンの連続が 後々の道中の疲労を左右する


少し歩くと視界が開ける よこには牧之原の茶畑が広がる
東名などで通る分には雄大な風景に心が広がるが、歩きにはとてもキツイキツイ😓


菊川坂


石畳を下ると間の宿の菊川宿 源頼朝も泊ったそうで中世には栄えたそうだ
しかしホッとするのはまだ早い😂


いよいよ東海道の三大難所といわれる小夜の中山の登りが始まる


少々道に迷ったのもあり、途中の神社で休息


いったん小夜の中山トンネルまで来てしまった
さらに昔は鬱蒼とした樹木に埋もれ、物盗りも横行したという
確かに東海道の難所と言われるゆえんだ


ようやく峠を越え、事任八幡宮  願い事が「事任(ことのまま)」叶うという


馬頭観音
馬頭を頂いた観音様の姿から、力尽きた馬の供養や、
道中の安全祈願で急な坂道などに建てられたという


急坂の後は黙々と歩いて掛川市内に入る


掛川城天守閣はあいにく改修工事中


13:52 掛川城大手門


天守閣に入れないのは残念だが、急坂で脚が疲れた身にはホッとしている…😅

本日は宿の関係で島田泊りのため、行程は掛川まで
夕暮れまでに時間があるので車をピックアップし、いったん大井川東詰めまで戻って川越え遺跡や資料館を見に行くことに


夕刻 大井川川越遺跡に戻る
日中の賑わいもおさまったか?かえって静かでよい風情


こんなスナップもゆっくり撮れました😅


ギネス登録されている歩道橋蓬莱橋
明治12 (1879)年、茶畑として牧之原台地を開 拓した農民の出資で架けられたという蓬莱橋
全長 897.4mで世界一長い木造歩道橋としてギネスに 認定されているそうだ
「長い木=長生き、897.4m= 厄なし橋」の語呂合わせが縁起がよいとSNSでも人気だそうで、
日暮れ近くなのに多くの 人が訪れていた


19:32 泊りは島田駅前に戻る …静かだ(笑)

東海道を歩く 11 島田~金谷~日坂~掛川 220917:26.9km

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です