「デジタル画像の特徴」明日からのPENTAX 講座の予習中

ということで明日からのPENTAX での「PhotoshopElements6 講座応用編」の開始に備え予習している。
前述のように新たな“教材入手” は不首尾終わったので、『今回も、前回同様の教材写真で行きま~す』と前日担当のN さんには伝えた。昨年秋から始まった動講座では全てアシスタントを務めていただいているのでベテランコンビということになるが、もちろん筆者よりずうっとずうっと若く(言うまでもないか)キビキビと機転も利くPENTAX FOCAL きっての才媛である。
加えてたいへん勉強熱心なので、もしかするとPhotoshopElements に関する知識は講師である筆者を凌駕しているかも知れない。そんな訳で講師の責任を果たすべく予習である。
三日間の講座の冒頭、本ブログでも以前述べた「デジタルカメラはどう写るのか?」について述べようかと思うが、どこかでこの1 ~ 2 週間気になっている「JPEG とRAW の撮影フローの違い」について述べてみようと思う。
「JPEG とRAW の撮影~調整フロー …JPEG とRAW の撮影からの本来の手順を思い出しておこう!」などという感じか?
JPEG 撮影の場合は、シャープネス・サイズ/ 圧縮率などを事前に決めた上で(階調設定や色空間も事前事項か)、撮影時には露出とホワイトバランスに注意を払って撮影し、撮影後のデータには補正などの手を加えないのが基本。撮影時に全ての設定において完璧を目指し、撮影後に手を加える必要がないように追い込む、調整はしたとしても最小限に、最適カットをセレクトするのが、JPEG 本来の使い方ともいえる。
反面RAW データの場合はJPEG の事前決定事項は全て後処理でも構わない。逆に言えばRAW データを使用することによって判断が難しい現場でのミスを減らし、最終的な品質をより高めることができる。
撮影時に留意するべき点は露出のみだと言っても良い。
これらのこと「画像処理講座」だからといって何でもかんでもゴチャゴチャにならないよう、今回は特に留意を払いたいと思う。

…果たして上手くいくか?

大和路の撮影で思ひしこと

「JPEG の撮影ブラケティング」

盆前に奈良、天理~明日香 と久しぶりにプライベートな撮影行に出かけてきた。
今月後半から始まるPENTAX での「PhotoshopElements6 講座応用編」の作例写真の“仕入れ” ということもあってカメラはK100D Super1 台、レンタル自転車の前カゴにバックをつっこんでの気楽な撮影である。
今度は講座の調整練習用の教材入手が目的であるからほとんどがJPEG 撮影、しかもソフトでの調整の余地を残したコマを得るのが目的であるからカメラ側でのブラケティング撮影と前回ブログに記載したのとはまるで逆の撮影となった。

結論から言うと、これが実に楽しい!

撮影地が侘び寂び溢れる大和路ということもあいまって、PENTAX のカメラ特有の画質に見事にマッチ、撮影後に下手な画像処理の入り込む余地のない上がりであった。

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作例はいずれも前後一段という大胆なブラケティングを使用しているが、BROWSER 上で展開してちょうどポジを判定するがごとく、久々に楽しい前別作業が行なえた。筆者の思うところそれぞれのコマに単なる適正露出の概念を超えた味わいがあり捨てがたい。ましてや(被写体とカメラのマッチングにもよるのだろうが)この後、姑息な調整などこの味わいを超えられるはずもない。考えても見れば、これこそ(=カメラ設定と露出に注意を払い、後工程の画像処理をしない)JPEG 撮影の醍醐味であろう。
ということでPENTAX のカメラと画づくりに感謝といったところであるが、肝心の画像調整用の教材作りにはまったく不首尾な結果となってしまった。
…世の中は上手くいかないものである。