Photoshop Elements 講座 

新宿のPENTAX での「Photoshop Elements6.0 講座」が始まった。毎週1 回二時間の授業を3 週で1 クールという短期集中型の講座だが、昨年「なんとなく…」開始して以来、始めはこちらもPENTAX の会員さん達には無名で閑古鳥であったが、会を追うごとに参加者が増え8 クール目となり、ありがたいことに今回も募集定員15 名満員打ち切りの盛況である。

“当方の努力の賜物☆…” といばりたいところだが、むしろ会員さん達の熱心さに引っ張られた結果であり、当方も 講師よりずっと年長の会員さん達に毎回いい感じの刺激をたくさん頂戴している。上には90 歳前後の受講者もおり、いわずもがな並みの(失礼)御歳には見えない。教室でのやりとりも年齢差を感じるようなことは全く無く、教える側も教えられる側も好奇心旺盛な少年(少女)時代に戻っての

楽しいひと時である。このあたり、叫ばれている「生涯教育」のデジタル画像講座の有効性?を大いに感じるが…。

それはさておき、Photoshop Elements 講座である。

高機能高価格で専門家向けに特化しつつあるPhotoshop CS シリーズに比し、今日の一般的なデジタルカメラユーザー向けに特化した戦略商品として、大いに意気込みが感じられるが、正直少々とまどう面もある。

まず、意気込みゆえの?頻繁なるバージョンアップである。既にPhotoshop Elements5.0 にバージョンアップされたのを期に昨年講座が開始したのであるが、何ヶ月も経たないうちに6.0 にバージョンアップされてしまった。元来が“お買い得感” の強い廉価版ソフトであり個人個人ではさほどの出費にはならないが、講座開設用に投資したばかりのPENTAX さんなどの辛さは想像に難くない。

また、その多機能化ゆえの混乱と弊害もある。今バージョンから従来のスタンダード編集、クイック編集に加え、新たにガイド付編集が加わり、編集機能は豪華?三本立てとなったが、果たしてこじつけのオマケのようでその存在意味が未だによく解らない。教える側がこの調子ではたまったものではないが、幸いよくしたもので当教室に限っては年長の分別者揃いが故に、当方の「あまり必要ないでしょう…」

などとはなはだ頼りない説明も素直に受け止めていただいている。

 意図がよく分らん?ガイド付編集

もう一つ困るのは機能と“訳語” の不統一だ。だいたい前述のように「○○編集」モードなどといっているが、これはどうして「○○補正」モードとしないのか?

このあたりはあまり日本語を気にしない“お若い人” 向けの発想で、「行け行け!ドンドン…」という感じで翻訳作業が進められているのだろうか?こういうことには以外に引っかかる分別者揃いの当教室では「よく稟議が通ったなぁ?」などと溜息をついているが、そもそも「稟議」なんて発想がもう死後なのであろうか?…。

例によって長くなった、続きはまた後日。